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伝統と革新のコンサート

奄美大島の島唄の起源は不明ですが、島の人々が薩摩藩に支配されていた時代に多くの島唄が生まれたと言われています。その唄から感じる哀愁や祈りは、苦しい時を唄うことで乗り越えてきた人々の思いが込められているからかもしれません。里アンナさんは、その伝統を大切にしながら、ピアノ、ドラムなど、様々な楽器と共演し、海外にまで、島唄の素晴らしさを発信しています。

以前、里アンナさんが、「伝統と革新」と言っていましたが、伝統を大切にしながらも、臆することなく様々なチャレンジをしていて、そのクオリティも高いのです。

11月22日に杉並公会堂小ホールで開催する里アンナ・コンサートのゲストは、和太鼓奏者の坂本雅幸さん。

島唄は、チヂンという小さな太鼓と一緒に唄うことが多いので、和太鼓との共演というとイメージが湧くのですが、今回は電子和太鼓「Taiko-1」(坂本雅幸が鼓童時代に発案、開発にたずさわったこの太鼓は、電子楽器メーカー、ローランドから(2021年に)発売。)グッドデザイン賞も受賞)との共演。
こちら、坂本雅幸さんによる「Taiko-1」のパフォーマンス映像です。

中は空洞の洗練されたフォルムの電子和太鼓は、様々な音を録音することが可能で、たたくことで、太鼓の音のみならず、人の声、シンバルなどの音が出るのです。坂本さんは、そこにライブで録音した音をループで重ねて重ねて、まるで何人もの奏者がいるような音世界を創り出します。今回は、その電子和太鼓と里アンナの島唄との共演。まさしく、伝統と革新のコンサートです。未知の世界が大好きな私は、二人の創り出す世界が楽しみでたまりません。

コンサートは、11月22日。いい夫婦(22)の日とも言うそうです。ご夫婦でもある二人の共通点は、普段、とてもリラックスされて親しみやすいのですが、ステージに立つと、神秘的な近寄りがたい何かをフワッとまとうところ。凛とした姿は祈りのようでもあり、とても神秘的であり。

11月22日のコンサートでは、奄美大島の伝統的な島唄、電子和太鼓「Taiko-1」のソロ演奏、お二人の共演を楽しむことができます。

里アンナの奄美の島唄と坂本雅幸の電子和太鼓「Taiko-1」が、どのような世界を創り出していくのか。ぜひ、聴きにいらしてください。
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里アンナ・コンサート Anna Sato Concert

2024年11月22日(金) 18:30開場 19:00開演

Guest : 坂本雅幸 Masayuki Sakamoto ( TAIKO-1 / Electronic Taiko Percussion )

チケット 4,500円(全席自由) 整理番号順にご入場いただきます。

チケットぴあ

ttp://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=2428692

MINFA SHOP

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【演奏予定曲】

○長朝花

○豊年節

○Pulse  他